JIMTOFに「Android」が出現!国内ユーザーへのメッセージが込められた次世代微細加工機
海藤副社長が語るキーワードは「操る悦び」
「アンドロイド」(Android)=人造人間ー。 |
「Android」が提案する「微細加工の新基準」とは?
「それは「操る悦び」です。まだ微細加工という言葉自体が存在しなかった14年前に当社は「MEGA」をリリースしました。 その後他社が追随しましたが、その先駆者として追い求め続けた新基準です。」 |
その「操る悦び」を知り得るに至った経緯は?
「実加工精度±1μm以内を出す「MEGA」、「NANO」のオペレータに、昨年7月から、それこそ「事情聴取」のように全国を回る中 で、「極限の加工」とは、マシンの挙動、いわゆる「クセ」を掴み自由自在に補正しながら加工すること、つまりマシンを「操る」 ことだと結論付けました」 |
開発にあたってクリアしていった点は?
「まずはハード面の追及です。微細加工機の3大要素は「振動の抑制」、「高速スピンドルの振れ精度抑制」、「熱変位対策」ですが、 聞き込みの上がった90項目以上に及ぶ改善点をひとつづつクリアし、従来機のブラッシュアップに繋げました。しかし個々の微小な変位が蓄積 すると安定した±1μmの実加工にはどうしても「限界」が生じてしまいます」 |
その限界を超越するのが「操る悦び」を取り込むということ?
「微細変位を補正して加工するには、マシンの稼動に伴う「クセ」をオペレータが掴む必要があります。しかし、クセやオペレータの 「勘や経験値」といったものは、今までむしろ「隠そう」とされてきました。当社はこれを具現化すること、つまり「見える化」することこそを 微細加工の新基準とし、これをオプション設定の「M-KIT」としました」 |
なぜ「M-KIT」はオプションなのでしょう?
「汎用機を駆使して精度を追求するという日本人特有の「職人技」、「匠」といった姿の再現です。これを標準化して しまえば、単なるNC化になってしまう。日本人にしか使いこなせない「M-KIT」で、海外との差別化、「使いこなしで 諸外国に差をつけろ!」が真骨頂となります。」 |
国内ユーザーへのメッセージが込められているわけですね?
「「M-KIT」の内容を我々は「AOI」(Advanced Operator Interface)と呼びます。究極の微細加工機に、進化した オペレーションインターフェースを搭載したマシンを微細加工機の新基準としてマーケットに提案していきます。 |
「オペレータの技と一体化する」加工機の登場ということですね?
「まさに「人機一体」です。「M-KIT」のMは、見える化、マイスター、そして「マニアック」の意味が込められて います。マニアックという意味では、操作盤も「戦闘機のコックピット」をイメージし、オペレータのモチベーションを 刺激しています」 |
「コンセプトとして「四位一体+ONE」が提唱されています。
「四位とは、加工機の進化と「最適」なソフトウェア、工具、加工環境のことですが、「もっと大事なことがあった!」 ーそれが「+ONE」のオペレータです」 |
最後に、今後の微細加工マーケットに対して。
「これから我々はさらに「操り方」を構築していく必要があり、それが国内ユーザーの差別化に繋がります。その手段を ユーザーに指導していき、次世代の微細加工シーンに限りない可能性を提供していきます」 |
「Android」の主な仕様は
①全軸リニアモータ駆動(水平対向仕様) |
「M-KITの内容」
各部温度表示室温/機体鋳物内部温度・切削剤温度・モータ温度、サーボ波形、ロード値表示、エアー消費量表示、 消費電力表示など。 |
「微細加工シーンを変える主力機種5台を出展
JIMTOFでは新機種「Android」の他、高精度高速小径微細加工機「MEGA-S500」、高精度高速微細加工機「CEGAIII-542/5AXP」、 高速高精度三次元加工機「HC-548」、ツイン駆動方式大型高精度加工機「ZEUS-86」を出展。また、微細加工の象徴となるような ユーザー提供の加工サンプルも展示される。 |

