新製品「Android」で(機械の)挙動の「見える化」を実現 ものづくり新聞社 ユーザー通信 2010年9月1日掲載
碌々産業から微細加工機の「新基準」をテーマに新製品「Android」がリリースされた
400台稼動しているMEGAのフルモデルチェンジ機というだけに止まらない。「新基準」が打ち出されたと言うが、
それは何か。もちろん、ユーザーからの改善点を洗い出し(およそ90項目)①振動を抑える②振れを抑える③熱変位を抑えるー
というハード面での追求は、他社を凌駕するほどの取り組み。
駆動はボールねじから3軸リニアモータへと切り替え、案内は油静圧並みの特殊転がりを採用し、従来4万回転だったのを
5万回転にまで上げ(オプションで6万回転)、X、Y、の熱変位対策では1ミクロン以内に抑えた。 |
日本の「匠」の技に期待
だが、新基準たる所以は、極限を追求するハード面にあるのではない。日本人だけが操れる「匠の技」を「見える化」 したことにこそ「Android」の真骨頂があると言う。「作業者が微細加工機の挙動を掴み、自由自在に操り、その上で極限まで 加工精度を追及できるようにすることに眼目がある。そのための「挙動の見える化」が今回の新基準となる」と 海藤副社長は言う。 ![]() 5ミクロン、3ミクロン、1ミクロン、と客先で要求される微細加工の精度は着実に上がってきた。機械の癖を知り、 勘を頼りにオペレーターは従来、仕事をこなしてきた。言わば、この「勘」を見える化し、匠の技に融合させるというものだ。 室温、機体鋳物内部温度、切削剤温度、モータ温度、サーボ波形、といった各部の温度表示、エアー消費量表示、 消費電力表示といったロード値表示などを「M-KIT」として、加工機の挙動を見え、掴めるようにしたのだ。 「我々は、これを進化したオペレータインターフェースと呼ぶことにした「新基準」の内容。作業者の意図を忠実に 反映することのできる人造人間=アンドロイドを世に問うていきたい」。 挙動を掴んで自由に操るーこの、日本人だけが成せる業に期待する碌々産業の着想は、今後も日本で残るものづくり をサポートしていこうとの気概の表れでもあろうか。9月末にはその全容が明かされる。期待あれ! |


